リリーで号泣! [読書日記]
リリー・フランキーって、あの「おでんくん」のリリーだよね~。
と、何度読みながら思ったことか!
前半は、少年リリーと母親の、ちょっと懐かしくて、クスっと笑えるエピソード。
それが後半、オカンが東京に来てからラストまでが、本当に悲しくてどうしようもなくて、号泣してしまいました。
「セカチュー」など「泣ける本」が一時はやったけど、不治の病とかにはイマイチ感情移入できなかったワタシ。
でも、同年代のリリーさんのこの本は、来るべき自分の姿でもあり、本当にうわーっと込み上げるものがありました。「泣かせる」のではなく、「泣いてしまう」のです。おそらく、書きながらリリーさんも泣いていたのでしょう。それほど、飾り気もなく、ピュアな文章でした。
2人姉妹の長女ということもあり、「しっかりしなくちゃ」とか、「いい子でいなくちゃ」って生きてきたワタシですが、もっと親に甘えてもいいのかも、と思ったりしました。そして同時に、親からも、いろいろな話を聞きたい、と思いました。
親への愛情って、表現するのは照れるけど、素直に出しておかないと、後で後悔するかも・・・。
そういうトシなのです。ワタシも、親も。
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