プロデューサーズ [映画日記]
映画「プロデューサーズ」を見てきました!
【あらすじ】ロングランのミュージカルより、大コケした作品のほうが確実にもうかることに気づいた元・売れっ子プロデューサーと、プロデューサーを夢見る会計士。それならば、と最低の脚本、最低の演出家チーム、最低のキャスティングで「最低」のミュージカルを発表するが、意外にも好評で・・・。
いや~もう、出てくる人出てくる人、み~んな変!会計士役のマシュー・ブロデリックって、昔かわいい男の子だったのに、こんなにヘンな役をこなせるようになったのね・・・。イイ人そうだけどヘン、ヘンだけど憎めない人の役って、難しいぞ~。ミュージカルなので歌も踊りも求められるしね。
マシュー以外も、芸達者な人だらけ!極めつけは、「最低の」演出家と、その「内縁の助手」のゲイカップルでしょうか。彼ら(彼女?)が出るだけで、なんか笑える!謎のスウェーデン美女役のユマ・サーマンも、ぶっ飛んでました
ストーリーは、はっきり言ってどうでもよろしい。劇中で出てくる「最低のミュージカル」は、まともに受け取ると、本当に「最低」だったりします。特にドイツ人の方は、怒り出すかも知れません。
なので、何にも考えず、ただワハハと笑って、華やかなミュージカルの世界を楽しみましょう。最後はなぜか「ブロードウェイに行ってみたいな~」という気になります
ところで、今日はHAT神戸の映画館で見たのですが、平日のせいか、ほとんど貸切状態あまりにも珍しいので、写真に撮ってきました。
↓ガラガラですがなー(*_*)ちなみに、手前はエグゼクティブシートです。
夜、「ビーバップハイヒール」という大阪ローカルの番組に山田晋哉さん(「さおだけ屋はなぜ潰れないのか」の会計士)が出てて、儲かってなさそうだけど潰れない店のカラクリをしゃべってましたが、ガラガラの映画館にも潰れないカラクリがあるのでしょうか・・・。シートもいいし、きれいだし、ワタシは気に入ってるんですけどね。
さおだけ屋はなぜ潰れないのか? 身近な疑問からはじめる会計学
- 作者: 山田 真哉
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2005/02/16
- メディア: 新書
ステップ!ステップ!ステップ! [映画日記]
NYでは情操教育の一環として、社交ダンスを小学校で教えているそう。「ステップ!ステップ!ステップ!」は、子供たちの授業風景とコンテストまでの過程をつづったドキュメンタリー映画です。
「人種のるつぼ」といわれるNY。出てくる子供たちの肌の色も、貧富の問題も抱えている悩みも実にさまざま。でも、同じ目標に向かって頑張る姿や、好きな女の子の話をするときのシャイな姿は共通。それが愛しくて可愛くて、「ブラボー」って感じ。
社交ダンスって、小学生ぐらいの子だと照れたりぎくしゃくしそうだけど、ダンスを通じて男女が思いやりを持ちはじめるのが興味深いところ。目標を見つけて積極的になった女の子、男性ダンス教師の姿に「(心理学的な意味の)父親」の姿を見つけ、成長する男の子…。たかがダンスだけど、教育的な効果も出ているようです。
「社交ダンス」という紳士・淑女のダンスを小学校で取り入れるところが、さすがNY!粋ですよね~。文部科学省も「生きる力を育てる」って、口先ばかりで言うより、こういう遊び心のあるプログラムを取り入れたらいいのに。
といっても、ただプログラムを真似するだけでは、成功はしないでしょう。何が違うって、周りの大人たちの、子供を見つめる視線が温かいのです。子供たちの努力を、みんなが評価している。親も教師も、子供たちに「愛してる」と存分に伝えている感じ。
最近の日本の、オトナとコドモの信頼関係の無さを見ると、なんだか寂しくなります。我々オトナたちは、もっと余裕を持って、子供を温かい目で見守らなくっちゃ。自分の子だけでなく、みんなに、ね。
大阪のTOHOブルックスで見ましたが、残念ながら上映終了。神戸は今のところ予定なし・・・。だから神戸は「文化不毛の地」って言われるのよっ!
頑張れ神戸のミニシアター!!また見に行くからさ~