映画「トンマッコルへようこそ」 [映画日記]
韓国映画「トンマッコルへようこそ」の試写会に行ってきました。
〔あらすじ〕
争いを知らず、子どものように純粋な村「トンマッコル」。自然と共に暮らし、笑顔を絶やさず暮らすこの村に、偶然迷い込んだ敵対する兵士たち。最初は互いに銃を突きつけ一触即発の状況だった彼らも、あたたかい村人たちの暮らしの中で、次第に心を開いて笑顔を取り戻していく。しかし、一方で、トンマッコルに重大な危機が迫り…。
北朝鮮が核実験をした、まさしく、その日、この映画と出合いました。
舞台は、南北戦争まっただなかの朝鮮半島。
敵対する韓国軍兵士と、人民軍兵士。そして、連合軍のアメリカ兵士。
映画では、「トンマッコル」で人の温かさに触れた兵士たちが、次第に戦争のバカバカしさに気づいていく様子を描いています。
特に、手榴弾がとうもろこしの貯蔵庫で暴発して、ポップコーンになって空から降ってくるシーンは象徴的。
楽しくて、美しくて、まさにファンタジー。
で、最後までこういう感じで終わるのかと思いきや…。
ラストは結構、衝撃的でした。
映像が美しい分、かえって、戦争の怖さや虚しさが際立つ感じ。
なぜ戦争が始まったのか分からないまま戦いに駆り出された若い兵士たち。
そして、それが再び繰り返されるのではないかとさえ思える今日の出来事。
「戦争」が、映画の中だけでは済まないことに、恐怖を覚えます。
今こそ、「トンマッコル」の存在が必要なのかもしれません。
↓久石譲氏の音楽も、秀逸です。
2006-10-09 23:59
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