「デイジー」 [映画日記]
1日の風水アクションは「泣ける映画や本にどっぷりつかりましょう」。ちょうど仕事が休みで、映画の日でもあるので、 「デイジー」を見てきました。
【あらすじ】幻の恋人が姿を現す日を待ち続けている画学生へヨン(チョン・ジヒョン)。捜査の過程でへヨンと出会い、恋に落ちる刑事ジョンウ(イ・ソンジェ)。匿名でデイジーを贈ることでしかヘヨンに気持ちを伝えられない暗殺者パクウィ(チョン・ウソン)。異国で出会った3人の、数奇な愛の軌跡。
全編オランダロケの映像、バックに流れるクラシック音楽、すさまじい銃撃戦でさえ、美しく、悲しく、叙情的に見せるテクニック。韓国映画というより、フランス映画っぽい質感です。
映像の美しさもさることながら、やっぱり、主人公3人の演技力がすばらしいっ!
「私の頭の中の消しゴム」で献身的な夫を演じたチョン・ウソンは、暗い影を持つ孤高の暗殺者役。愛するがゆえに本当のことを伝えられないもどかしさ、せつなさを見事に演じています。(愛情表現がちょっとストーカーっぽいけど…)
ヘヨンを演じるチョン・ジヒョンも、前半の明るさから一転、後半声を失って台詞がほとんどないにもかかわらず、迫真の演技。アイドル脱皮、といった感じでしょうか。
「『-消しゴム』の次は『デイジー』が泣ける!」というのが宣伝文句のようですが、私にとっては「消しゴム以上」です。泣けました。ハイ。
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